2017年7月1日土曜日

ベトナム生活雑記・その5 二種類のベトナム人

さてさて、私がホーチミンに移住してまもなく一年が経つのですが、この約一年間で仕事がメインとはいえど、公私両面でそれなりの数のベトナム人を見てきました。
その中で気づいたことを書いていきます。

ホーチミンはざっくりと分けて3つタイプのグループが住んでいます。
まずは日本人も含めた外国人。
そして、当然ながらベトナム人。
しかし、このベトナム人グループ、はっきり言って二種類の人種に分かれていると言っても良いくらいの違いがあります。
よってグループの2つ目は、一般的ベトナム人とさせていただきます。
基本的にはベトナム語のみでしか意思疎通が出来ず、海外、下手をすると自分の生まれた地域から出たことのない人もいます。
現状ではこのような方々が多数です。

そして、3つ目がハイブリッドなベトナム人。
この中にもピンキリの差はありますが、しっかりとした大学を出るなどして、比較的高い収入を得ている人達です。中には海外の大学へ留学していたり、長く海外で働いた後にベトナムに戻って働いていたり、と経歴やスキルも立派なグループです。
欧米系の企業でバリバリの管理職、という方もいますので、私も収入・キャリア的に完敗です。

現在私はベトナム人に比較的人気のある業界で働いていますが、スタッフの英語力の高さ、仕事への姿勢などは見習う点が多いですね。
以前の記事で書いた国境沿いのボンクラ職員共とは大違いです(笑)
あんなのと比べるのは今の同僚達に失礼ではありますが、観光客相手に良からぬ事を仕掛けてくるのは一般的ベトナム人グループがほとんどかと思われます。

さて、上記のようにベトナム人にも二種類いるとの説明をしてきましたが、
私個人の感想からすると、この二種類のベトナム人グループ、明らかにハイブリッドなベトナム人側は一般的ベトナム人を下に見ている気がしています(`・ω・´)
よく、日本人や外国人はベトナム人を見下していると言われることもありますが、言葉や感性の違いから開き直った結果とも言えます。
むしろベトナム人同士の差別感の方が言葉も感性もわかっているだけにえぐい気がします。
まぁ、見ている限り、この二つのグループは品格や教養やマナーも違いすぎるので、分からんでもないですが(笑)
実際に、お客さんのベトナム人スタッフ(日本語ペラペラ、日本での仕事歴も結構あり)でも、『大事な要件はベトナム人に頼みたくないから、お願いします。』とストレートに依頼が来ることもあります。(;゚Д゚)

この二種類のベトナム人グループの差が出来てしまった理由としては、結局のところ個人の能力もさるところですが、そもそもの実家の裕福さに尽きると思います。
ただ、この問題はベトナムに限らずどの国でも発生します。
とりわけ、途上国は貧富の格差が激しくなりがちなので、金持ちは金持ちになるスパイラルに、貧乏人は貧乏人のスパイラルに、と何かよほどの事が無い限り抜けられない運命のような気がしますね。
そしてこれも私の個人的な感想ですが、特に海外では所得レベルと品格・人格は比例します。金持ちほど人柄も良いです(表向きだけかもしれませんが、、、)。

ただ、このハイブリッドなベトナム人層は年々増加しているようなので、ろくでもないベトナム人に遭ってしまう可能性は今後減っていくとは思います。
実際に生活する上では多少高いのを覚悟すれば、ハイブリッドなベトナム人と接しているだけであらゆる事が済みますので、そんなに苦労することはありません。


そんなこんなで、また次回  ノシ

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