2018年11月17日土曜日

ベトナム就職について15・昨今のベトナム進出ブーム2

文字ばかりの回になりますよ(笑)

さて、こちらのシリーズ前回の記事では、ベトナム転職してくる個人について
ここ最近の感覚を書いてみましたが、今回は進出してくる会社についてです。
以前の記事のその後の定点観測になります( ゚Д゚)

まずここ最近の傾向として、
・大手企業は進出済みのため、中小企業が大半。 
・海外進出が初めてという企業が多い。
・南部(ホーチミン周辺)では以前の主役、製造業ではなく、サービス業が多い。
となっています。

製造業は比較的北部(ハノイ周辺)に進出しているイメージです。
南部の製造業もあるのですが、小規模から様子見で始める企業が多いですね。

個人的にはサービス業で同じような業態が増えてくれば価格競争、
サービスの質競争がされていき、ダメなお店は淘汰されるので喜ばしいことです。
最近では飲食店、小売りだけでなく、クリニックなどの進出案件も増えています。

ただ、一方で数の増加は質の低下も招くのも事実で、
新規に日本から進出する企業と面談すると、以下のような問題企業も多数です。
・海外進出ブームに乗ろうとしただけで、ろくな事業計画すら建てていない。
・現地のマーケティング調査を全くせず、最低賃金や給与相場も分かっていない。
・海外経験も無い企業のはずなのに、海外進出を軽く考えている。

上記の3点はいずれも連動する部分が多いかと思いますが、
ネット上で簡単に出てきそうな情報すら持たずに、
見知らぬ土地でビジネスをして成功できると思っているマインドに脱帽ですw
そこまで高い事業成功の能力があれば、日本で中小企業ではないはずですがwww

厳しい言い方をすれば、日本で有数の大手企業が、ちゃんと事前調査をしても、
必ずしも成功しない、又は大幅な方針転換をせざるを得ないこともある、
というのが海外の日系企業の現状です。

当然ながら勢いやタイミングはすごく大事ではありますが、
資金も人材も限られているはずの中小企業が、イチかバチかの博打状態では
成功率も低く、失敗したときに立て直すことがかなり難しくなります。

最低限の進出後の計画と撤退のラインを設定して、
大負けしないようにするぐらいのリスクヘッジは必要だと思いますが、
謎の根性で負けを引きずるのが古き悪き日本人の性質なんですよねぇ、、

最後に、ここ最近の新規進出予定の企業のお話を聞いていると、
先人たちの苦労や成功に至るまでの下積みの部分を知らず、
単に東南アジアに進出すればどうにかなるという甘い考えの方が多く見られます。

個人的には日本人が海外転職、日系企業が海外進出することは喜ばしいですが、
先人たちの築いてきた地位などを貶めるような、低レベルな人や会社については、
そのまま島国の中に引っ込んでていただきたいのですが、
そうゆう輩ほど、ブームに乗って出てきてしまうのは世の常ですね(笑)

さて、次回の記事は、来週初めて行くミャンマーについての予定です(/・ω・)/

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♯ホーチミン転職 ♯ホーチミン在住 ♯ベトナム進出 ♯海外進出 #ASEAN開拓日記

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